自然を楽しむなら、異なる表情を見せる早朝の時間がおすすめです。生態池の池畔を散策すれば、早朝ならではの静けさとのどかさを満喫できます。かつて防火用貯水池だった池は、今では都会に棲息する昆虫と鳥類の楽園となり、瑠公圳(清代に整備された用水路)貯水池としての人文的な意義を残しながら、高密度の都会に憩いの水辺も提供しています。旧松山煙草工場は戦後に大量の植栽が施され、熱帯植物、亜熱帯植物、温帯植物と極めて多様です。また、近年は敷地内の池にゴイサギ、バン、カワセミ、コサギ、フナ、コイ、ナマズなどの生き物が見られ、豊かな緑に囲まれた環境です。